国交省、自動運転車両予約システムの実証実験

国交省、自動運転車両予約システムの実証実験

国土交通省は5日、タブレット端末を活用した自動運転車両予約システムなどの検証を17日から24日まで実施すると発表した。実施場所は福岡県みやま市役所山川支所。高齢化が進行する中山間地域における人流・物流確保のため、「道の駅」などを拠点とした自動運転サービスの実証実験の一環。

今回検証するのは、利用者がタブレット端末に事前に入力した「希望利用時間」や「乗車場所」の情報をもとに、翌日の運行ダイヤを編成して利用者に通知するというデマンド型の車両予約システム。乗車の他に商品の注文・配送サービスなども行う。

今回使用する車両はヤマハ発動機が提供。ゴルフカーをベースとした7人乗りの小型自動車で、埋設された電磁誘導線からの磁力を感知して規定ルートを走行する。

同省は中山間地域における自動運転サービスの2020年までの実現を目指しており、全国13か所で順次、実証実験を行っている。

画像提供:ヤマハ発動機