オーガニック食品市場拡大、売り上げ100億ユーロ ドイツ
ドイツ・エコ食品経済連盟は2018年版市場リポートで、環境に配慮して生産されたオーガニック食品の年間売り上げがドイツ国内で100億ユーロに達したと発表した。15日付のヴェルト紙が伝えた。
ドイツにおける2017年のオーガニック食品市場の成長率は6%で、特に目覚ましく売り上げが伸びているのが乳製品および肉類。オーガニック食品としての需要が最も高いのは卵で、卵の売り上げ全体の8個に1個はオーガニックだという。ドイツ人世帯の98%が1年に1回は何かしらオーガニック食品を購入しており、「オーガニックはもはやメインストリームとして定着した」「トイレットペーパーのように身近なもの」と経済専門家は分析している。
一方、欧州全体では食品市場におけるオーガニック商品の割合が最も高い国はデンマークで9.7%、これに次いでスイスが8.4%、オーストリアとスウェーデンが7.9%、ドイツは5.1%となっている。