睡眠教育ツールを塾や学校等へ提供 NTT西
NTT 西日本と教育コンサルティングを展開するすららネットは22日、協業契約を締結し、「睡眠教育 Peels for すらら」 を4月7日から塾・学校等へ提供開始すると発表した。子供の睡眠時間や睡眠習慣の改善を狙う。
OECDの調査によると、日本は加盟国の中でも睡眠時間が最も短い国の一つとされている。現在、OECD加盟国の平均睡眠時間が男性8.3時間、女性約8.4時間であることに対し、日本は男性7.9時間、女性7.6時間と、男女共に30分以上も少ないという。さらに、女性の睡眠時間は加盟国の中で最短となっている。
睡眠は生活習慣病やうつ病等の健康上のリスクに加えて、日中のパフォーマンスへの影響も示されており、厚生労働省が睡眠指針を発表するなど睡眠対策は社会課題として認識が広がっているという。この現状を受けて、両社は昨年7月から睡眠教育プログラムに関する共同トライアルを実施。一定の評価が得られたことから、今回の商用提供にいたった。
サービス内容は、睡眠に関する知識教材(睡眠クイズ等)、睡眠や学習履歴等のデータ収集・分析結果を基にした睡眠レポート、睡眠習慣を改善していくための生活習慣チェックリストを提供し、生活の夜型化や慢性的な睡眠不足の改善を図る。