ヒアリに注意! 国際海上コンテナ輸送業者への協力呼びかけ
全日本トラック協会は3日、環境省からの通達を受けて、特定外来生物ヒアリのコンテナへの侵入防止について、特に国際海上コンテナ輸送を行う事業者への協力を呼び掛けた。
通達では、今後春先から活発化すると考えられるヒアリの活動を踏まえ、中国・台湾などのヒアリ生息地を出港するコンテナ内にヒアリが侵入する危険性を低減するための対策を示している。
ヒアリは2017年6月に兵庫県尼崎市で初めて確認されて以来、現在までに12都道府県で26事例が確認された。侵入経路が確認されたものはすべて中国を出港または経由したコンテナに由来するものだった。ヒアリは一度定着すると根絶が非常に難しく、人体に対する健康被害や農業や電気設備への経済被害が生じると言われている。
(写真はイメージ)
参考記事
日本生態学会、特定外来生物ヒアリ侵入対策の要望書提出(2017/07/17)