世界最大級の花 ショクダイオオコンニャク 13日展示終了
神代植物公園(東京都調布市)で6日夜、世界最大級の花を咲かせる植物として知られるショクダイオオコンニャクが全開した。今回開花した個体は2011年に咲いて以来、3年10カ月ぶり2度目の開花。開花のピークは6日20~21時ころで、全開時の計測は高さ137㎝、幅61㎝だった。このため同植物園は、7日の定休日を臨時開園したが、8日には花はほとんど閉じ、12日には付属体が倒れた。同個体の姿は植物会館横で13日まで見ることができる。
ショクダイオオコンニャクとは、インドネシア・スマトラ島原産のサトイモ科コンニャク属の植物。別名スマトラオオコンニャク。花は大きいものでは高さ3mを超えるという。その名のとおり燭台のような花を数年に一度開花させ、花は開花してから数日しかもたない。開花時には肉が腐ったような強烈な悪臭を放つことから「死体花」、またその大きさから「お化け花」と呼ばれることもある。
この独特の香りを直接確認しようと、今回の開花に合わせて同園には多くの来園者が訪れた。
画像提供:公益財団法人 東京都公園協会