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AIで家庭教師の能力を査定 東工大発ベンチャーがマッチングサービス

AIで家庭教師の能力を査定 東工大発ベンチャーがマッチングサービス

東京工業大学発ベンチャーのprd(東京都品川区)は8日、人工知能(AI)で家庭教師の能力を査定し授業料を決定する家庭教師プラットフォーム「スマートレーダー」を公開した。登録した家庭教師の査定結果や授業料が開示され、家庭では子どもにあった家庭教師をウェブ上で簡単に探せる、完全実力型の家庭教師マッチングサービスだ。

スマートレーダーは、家庭教師の登録を東京大学、東京工業大学、一橋大学の学生に限定し、独自の査定アルゴリズムで家庭教師の能力を数値化。これまでの経験や成果をタグ付けすることで、ウェブ上でより簡単で正確に、子どもの状況や目的にあった家庭教師を見つけることができる。また、大学名で授業料が決定される一般的なサービスとは異なり、家庭教師から提出された過去の模試や本試成績データなどをもとに、独自の査定アルゴリズムで授業料を査定することで、適正な金額を提案している。さらに、日程調整や授業管理、契約や支払いなどをサポートする機能も備えている。

prdは今年1月に設立された東工大発ベンチャー。勉強への取り組み方、スケジュールの組み立て方、勉強する意味や価値といった観点で本質的なサポートができるのは、勉強において成功した難関大学の学生に多いと考え、「本物からの学び」を提案している。同サービスは4カ月間で開発された。

(写真はイメージ)