自動運転バスを実用化へ ソフトバンク子会社とバイドゥが協業
ソフトバンクグループのSBドライブは4日、中国のバイドゥ(百度)の日本法人との協業を発表した。SBドライブは、バイドゥが提供する自動運転システムのプラットフォーム「アポロ(Apollo)」が搭載された自動運転バス「アポロン(Apolong)」を日本で活用していくとしている。
両社はSBドライブが開発中の遠隔運行管理システム「ディスパッチャー(Dispatcher)」と、バイドゥの自動運転システムのプラットフォーム「アポロ」を連携させ、日本の公道における自動運転バスの実用化を目指す。
「アポロン」の開発・製造は中国の「金龍客車」が行ない、2019年初期までに実証実験用車両を含めて10台の「アポロン」を日本に輸送、2018年度中には日本で実証実験を開始する予定だ。
SBドライブは、フランス製のEVバスを用いて福島第一原発構内で自動運転バス実用化を実現したことで知られている。他にも羽田空港、播磨科学公園都市、岡山の路線バスなど日本各地で自動運転バスの実証実験を進めている。
画像提供:SBドライブ
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