iPS細胞研究促進のため、人材育成を開始

9日、再生医療の実現に期待の集まるiPS細胞の事業化を推進するiPSポータル(京都府京都市)と、総合人材サービスのテンプスタッフが、iPS細胞の研究を促進するために、人材不足解消を目的として人材育成スキームで業務提携を開始したと発表した。

再生医療分野においては、理系人材の不足や、実用化に向けて多数の人材が必要でありながらも、細胞培養の技術者が不足している状況が長く続いている。現場では、繊細で慎重な継続的作業が求められるため、一定の教育を受けた未経験の女性も多く活躍している。

そこで、iPS細胞の研究普及に多くの経験を保有するiPSポータルと、人材サービス実績を有するテンプスタッフが業務提携を開始し、未経験者への技術講習などを通した人材育成と就労支援を行い、就業開始後も長期的なスキルチェックやキャリアアップ支援を実施するとした。

これにより、実験経験のない主婦層の活躍を支援したり、細胞培養の実技経験者に対してはスキルアップを支援するなど、業界での就労人口を底上げして、iPS細胞の実用化や再生医療分野への更なる貢献を目指す。

(写真はイメージ)