カフェめぐり「French American Bakery(FAB)」編@パリ
9月中旬のパリ。土曜日の昼下がりに街の中を散歩していると、ちょっと気になるカフェを発見。小雨が降ってきたこともあり、雨宿りがてら昼食を取ることにした。
French American Bakery(FAB)は、通りに面した小さなカフェ。開いている扉から見える洗練された雰囲気に心惹かれて足を踏み入れると、香ばしい焼き菓子の香りが店の中に広がっていた。眼鏡をかけた店長が笑顔で「Bonjour(ボンジュール)」と軽く声を掛けてくれる。カウンターでサラダ、ケーキ、飲み物を単品で注文。これでしめて17ユーロ(約2278円*1ユーロ=134円で換算)だ。フランス語で飲み物は「boisson(ボワソン)」。boisson は女性名詞なので冠詞を付けるなら la boisson となるらしい。平日なら同じセットが13ユーロになるという。
メインはアボカドとチキンとベーコンとチーズのサラダ。ドレッシングはビネガーベースで醤油に似た風味のさっぱりとした味わい。ふんだんに使われている葉野菜は初めて見るもので、味はクレソン、形は春菊に似ていた。キャロットケーキにはナッツがたっぷり入っていて、これまた美味しい。
初めて来たはずなのに、どこか懐かしく、通い慣れた店のような感覚がするから不思議だ。お気に入りの「boisson」を飲みながら、ほっと一息。肩の力を抜いて過ごせる場所が街の至るところにあるのだから、やはりパリのカフェ巡りはやめられない。
French American Bakery FAB
48bis, rue du Faubourg Saint Denis,Paris
+33 7 88 49 88 51
営業時間 8:00~19:00
https://www.facebook.com/frenchamericanbakery