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2019就活 内々定率は約8割も、3人に1人は活動を継続

マイナビ(東京都千代田区)は6日、2019年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象とした「2019年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。7月末時点の内々定率は79.7%で、前月末と比較して3.4ポイント高くなり、前年同月の内々定率を0.8ポイント上回った。

調査対象は 2019年3月卒業見込みの全国大学4年生、大学院2年生の5139人(内訳は文系男子1172人、文系女子2210人、理系男子1024人、理系女子733人)

文理男女別に見ると、7月末の内々定率が最も高かったのは理系男子で86.4%、前月比3.7ポイント増だった。理系の大学院生においては内々定率が91.8%で前月比0.9ポイント増となり9割を超えていた。また、前月と比較して最も増加したのは理系女子が83.9%で、前月比4.2ポイント増という結果だった。

一方、「内々定先に不満なので続行する」、「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」等の理由から「内々定は保有しているが活動を継続する」と答えた学生の割合は、文系は男子24.5%、女子26.0%、理系では男子10.2%、女子14.7%となり、文系学生の割合が高かった。

未内々定者を含めた活動を継続する学生は、未内々定者20.3%と内々定を保有して活動を継続する学生15.7%を合わせて回答者全体の36.0%となり、全体の約3人に1人は現在も活動を継続している状況だ。

同社は「内々定者のうち、複数内定を得ている学生の割合は前年同月比4.5ポイント増の63.4%で、内々定の辞退数の増加が考えられる。企業の採用活動は今後も活発に行われ、両者の活動は続く」と予想している。

(写真はイメージ)