「ローソン・ポプラ」ダブルブランドのコンビニ誕生 鳥取・島根
コンビニ大手ローソンと広島県拠点のコンビニチェーンポプラは、鳥取県と島根県において「ローソン・ポプラ」ブランドのコンビニエンスストアを11月より展開することを18日に発表した。コンビニでのダブルブランドは珍しく、全国で1万2000店舗以上を持つローソンが全国約500店舗のポプラを残したことは、地場に高い人気があるポプラブランドの影響力減を懸念した結果と言える。
地場の消費者に愛されているポプラの弁当「ポプ弁」は、店内で炊きたてのご飯をその場で詰め500円以下で提供。いまやポプラの代名詞ともいえる人気サービスで、開始から30年以上続いているという。
しかし、店舗数は年々減少、2009年のピーク時には700店を超えていたが2015年2月時点で525店まで減少、大手との提携は避けられず2014年12月にローソンと資本業務提携契約を締結した。
今回のダブルブランドの店舗は、店舗・配送インフラはローソンのフランチャイズ店舗の仕組みを採用し、ポプラ独自の商品も取り扱えるようにしている。現在のポプラ加盟店は、「ローソン・ポプラ」ブランドに移行するか、「ポプラ」ブランドで継続するかを自由に決めることができる。
またポプラの運営する「生活彩家」とローソンの「ナチュラルローソン」も、首都圏のオフィスをターゲットにしておりブランドカラーは似ているが、ブランドは統一せず、物流や商品開発の共通化や効率化を図る。