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国交省が自動運転車の安全技術ガイドライン作成 完全自動運転も視野に

国土交通省は12日、自動運転車の安全技術ガイドラインを作成、レベル3~4の自動運転車が満たすべき安全性に関する要件を明確化したと発表した。これにより自動車メーカーの自動運転車の開発が、さらに前進することが期待される。

国交省は自動運転の早期実用化に向けて、国際基準策定に先立ち、開発・実用化を進めるための安全技術ガイドラインを作成。自動運転のレベル3とは「システムが全ての運転操作を行うが、システムの介入要求等に対してドライバーが適切に対応することが必要」な条件付自動運転を指す。レベル4は「特定条件下においてシステムが全ての運転操作を行う」特定条件下における完全自動運転のこと。

同ガイドラインは「自動運転システムが引き起こす人身事故がゼロとなる社会の実現を目指す」ことを目標として設定された。具体的に安全の定義を定めた上で、ドライバーモニタリング機能の装備、サイバーセキュリティ対策、ユーザーへの情報提供など、自動運転車が満たすべき安全性に関する要件を設定している。

(写真はイメージ)
 

参考記事
自動運転用語を統一 一般への認知度向上目指す(2018/02/18)