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清涼飲料水から摂取する砂糖の量に消費者団体が警告(ドイツ)

ドイツで清涼飲料水への「砂糖税」課税を求める声

ドイツ人がコーラやファンタなどの清涼飲料水から摂取している砂糖の量は、菓子類から摂取するよりも多い――。ドイツの消費者保護団体「フードウォッチ」がこのたび、ユーロモニター研究所の統計を発表し、警鐘を鳴らした。26日付のフランクフルター・アルゲマイネ紙オンライン版が報じた。

この統計によると、2016年の時点でドイツ人が清涼飲料水から摂取する砂糖の量は1人平均1日26g、年間で9.5kgだった。一方、菓子類から摂取する砂糖の量は1日18g、年間で6.5kgとなっている。ドイツ同様に、菓子類よりも清涼飲料水からより多くの砂糖を摂取している国は、欧州ではオランダとスロバキアだった。ドイツ人が清涼飲料水から摂取する砂糖の量は欧州平均を上回っており、世界平均ではアルゼンチン、チリ、米国などに次いで、11番目に多かった。

フードウォッチはこの実態に対し、「ドイツも英国にならって清涼飲料水への砂糖税を導入すべき」と訴えている。英国では今年の4月から清涼飲料水に対する「砂糖税」が施行されており、100mlの飲料に対し5g以上の砂糖が含まれる場合が対象となっている。

(写真はイメージ)
 

参考記事
英国で「砂糖税」導入 ファンタなどの砂糖含有量が減少(2018/03/28)