都内2新駅の名称決定 「虎ノ門ヒルズ駅」「高輪ゲートウェイ駅」
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を2年後に控えて、首都圏では公共交通機関の整備が急速に進んでいる。今週、4日にはJR東日本、5日には東京メトロがそれぞれ現在建設中の2つの新駅の名称を決定、発表した。
JR東日本は4日、JR山手線と京浜東北線の品川駅~田町駅の間に建設している新駅の名称を「高輪ゲートウェイ駅」にすると発表した。同駅は2020年春に暫定開業し、24年に本格オープンする見通しだ。新駅の駅名は2018年6月5日~30日の期間に一般公募し、応募総数6万4052件の中から選ばれた。駅名の選定理由について同社は「新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定した」としている。なお、応募数の1位は「高輪」が8398件、2位は「芝浦」が4265件、3位は「芝浜」が3497件だった。
また、5日には東京メトロが地下鉄日比谷線の霞ケ関駅~神谷町駅間に建設中の新駅の名称を「虎ノ門ヒルズ駅」に決定したと発表した。決定理由として同社は、最終完成時には周辺再開発事業において整備される建物(仮称:虎ノ門ヒルズステーションタワー)等と新駅がつながることもふまえて、「まちと一体となった新たな駅に相応しい名称として『虎ノ門ヒルズ駅』とした」とコメントした。新駅は2020年には供用を開始し、2022年度には最終完成予定とのこと。
新駅周辺は共に再開発地域となっており、新駅は交通のみならず、まちづくりの拠点としての役割も担うことになる。
「虎ノ門ヒルズ駅」のナンバリング
画像提供:JR東日本・東京メトロ
(冒頭の画像は、高輪ゲートウェイ駅街区側外観イメージ図)