JR山手線で自動運転走行実験 ドライバーレス実現に向け
JR東日本は4日、ドライバーレス運転の実現のために山手線での自動列車運転装置(ATO)の走行試験を行うと発表した。試験の日程は29日、30日、2019年1月5日、6日のいずれも終電後。山手線 E235系(1編成11両)を使用した試験走行を山手線全線の34.5kmで行う。
同社が開発しているATOは一般的な自動列車運転機能に加え、列車の遅れや急遽の徐行などの運行条件を反映した最適な運転を行う高性能なもの。走行試験を山手線全線で行うことによってシステムの評価および課題の抽出を行う。
また、走行試験と併せて運転士が運転に関する様々な情報をより安全に得られるためのヘッドアップディスプレイの試験も実施する。
同社は2027年までに鉄道サービスの変革を行うとしており、ドライバーレス運転の実現もその一環。最新技術を活用して仕事の機械化・システム化を進め、より安全・快適な移動空間を目指すとしている。
(写真はイメージ)