フリマアプリ「ラクマ」 シニアユーザー数が3年で30倍に

フリマアプリ「ラクマ」 シニアユーザー数が3年で30倍に

楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」は17日、シニアユーザーの利用実態の調査結果を発表した。60代以上のシニアユーザーの新規登録数が3年で約30倍となっており、急速に増加していること分かった。また、中でも最も伸び率が高かった70代は約50倍に急増していた。

2016~18年の期間でラクマに新規登録したユーザーを世代別に各年で比べたところ、60~90代のシニアユーザーの新規登録数が、3年間で29.8倍となっていた。伸び率が最も高かった年代は70代で48.9倍だった。次に80代が45.8倍、90代が28.5倍と続き、60代が27.7倍となった。

また、調査期間2018年7月3日~12月4日の取引データから、10代・20代と60代・70代を比較した。出品の人気カテゴリーは、10代・20代が「ミュージシャングッズ」、「キャラクターグッズ」などの「エンタメ品」が上位を占めたが、60代・70代は「ネックレス」や「財布」などの「ファッション小物」や、「生地/糸」「陶芸品」「食器」などの「趣味・嗜好品」が上位となった。

この期間の世代別の出品平均単価の比較では、60代・70代が10代・20代の1.23倍となり、シニアユーザーは「ファッション小物」や「趣味・嗜好品」などの出品が多いことから、若い世代よりも高い値で出品していることが分かった。

(写真はイメージ)