持続可能なウナギの食文化のために オイシックスが特設サイト開設
自然食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地が運営する「オイシックス」、「らでぃっしゅぼーや」、「大地を守る会」は10日、ウナギや、ウナギを取り巻く環境への理解促進のために「Do You Know丑の日?」特設サイトを開設した。日本のウナギの食文化を持続可能にすることを目的としており、今年の「土用の丑の日」27日に先立ってサイトを公開した。
同社の調査によると「ニホンウナギが絶雌危惧種であること」は約7割に知られているが、そのうち「理由まで詳しく理解している人」は2割以下の17%だった。同サイトでは、ウナギの生態、ウナギを取り巻く環境などを、専門家や生産者のコメント、データ、クイズによるSNSキャンペーンなどを交えながら紹介し、正しく理解してもらうきっかけづくりを目指す。
また、同社は資源保護・回復を目的として、ウナギ商品に寄付金を付けて販売する「ささエールうなぎ基金」の実施や、ウナギの代替品商品の販売も行っている。基金はウナギの放流法の検討や、川でウナギのすみかになる「石倉カゴ」の設置に使われる。代替品商品としては、豆腐かば焼き(オイシックス)、さんまのかば焼き(らでぃっしゅぼーや)、とろあなご(大地を守る会)がある。同社はこれらの活動を通じて持続可能なウナギの食文化を目指すとしている。