江の島で自動運転バス実証実験 セーリングW杯に合わせ
ソフトバンク子会社のSBドライブ、小田急電鉄、江ノ島電鉄の3社は1日、神奈川県と連携して江ノ島周辺の公道において、自動運転バスの実証実験を実施すると発表した。実施日は21日から30日まで。
この実証実験は、セーリングワールドカップシリーズ江ノ島大会に合わせて実施されるもので、昨年に引き続き2回目。26日からは一般客にも試乗してもらい、技術面に加えてサービス面での検証を行う。運行ルートは、江ノ電バスの既定運行区間を一部延長した「県立湘南海岸公園中部バス駐車場」(臨時バス停)から「湘南港桟橋バス停」の間で、昨年の2倍の距離となる約4km(片道約2km)を走行する。
今回の実証実験では、車両が信号情報を取得して走行するほか、交差点に設置したセンサーによって対向車の有無を確認して右折するなど、昨年より高度な技術検証を行う。使用車両は小型バス日野ポンチョをベースにした自動運転車両で、定員は8人。自動運転レベル3(限定条件の下で、システムが全ての運転タスクを実施し、システムの要請などに応じてドライバーが適切に対応)相当で走行する。同プロジェクトでは、自動運転バスの技術検証のほか、実用化に向けた課題の整理や社会受容性の拡大に取り組んでいくとしている。
一般試乗には予約サイトでの事前予約が必要。
提供:小田急電鉄
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