ベビーシッターの民間資格「育児師」に700人以上の応募者

ベビーシッターの民間資格「育児師」に700人以上の応募者

ベビーシッター・家事代行サービスのキッズラインは1日、認定保育サービスの新資格「育児師」(※)および「準育児師」の先行エントリーの応募数が1週間で745人となったと発表した。

「育児師」とは、同社が今年7月に特定保育サービス資格として設立した民間資格。時代にあった個別保育の知識とスキルをもった人材の育成と、需要が増加しつつあるベビーシッターの社会的信頼度を可視化することを目的としている。新資格設立の発表と同時に先行エントリーの受付を開始したところ、1週間で745人超の応募があった。「育児師」の名称は「世の中がよりベビーシッターサービスを利用することに肯定的になれるように」との考えから、起業家の堀江貴文氏が命名した。

近年、育児の担い手不足は社会問題化し、行政の取り組みが急務とされている。内閣府は今年10月からベビーシッター派遣事業を実施し、ベビーシッターの利用補助を行うことを発表している。また、10月1日からスタートする「幼児教育・保育の無償化」においてもベビーシッターを一部対象とすることを正式に発表。今後、日本のベビーシッターの需要は大きく伸びることが予想される。

キッズライン認定資格「育児師」プロジェクト責任者の新堀絢香氏は、同資格の設立により「子どもの未来を担うベビーシッターの仕事がより世の中に認められ、一人一人がより生き生きと働ける社会にしていきたい」とコメント。

「キッズライン」は1時間1000円~で、スマホからも即日手配可能なオンラインベビーシッターおよび家事代行マッチングサービスアプリ。全国47都道府県で展開しており、現在、3500人以上の保育士や幼稚園教諭、子育て経験のある母親や女子大生などが、同社による面接および研修に合格したベビーシッターや家事スタッフとして登録している。

※「育児師」は商標登録申請中

(写真はイメージ)