ASMRで注目される「食事の音」アンケート調査発表
1877年12月6日、トーマス・エジソンが蓄音機を発明したことにちなみ、12月6日は「音の日」に制定されている。この音の日に合わせて、オハヨー乳業(岡山県岡山市)は6日、「食事の音」についてのアンケート調査の結果を発表した。若い女性ほど食事の音に敏感で、「食と音」の関係を積極的に楽しんでいる傾向があることが分かった。
400名超の女性へのアンケートでは、全世代を通じて約7割が「食べている時の音が好きな食べ物がある」と回答した。この傾向は若い世代ほど顕著で、20代以下に限定すると8割以上だった。具体的に好ましい音については、「サクサク」(63.0%)「パリパリ」(44.8%)「シャキシャキ」(30.4%)と並び、さわやかで軽快な印象の音が好まれることが分かった。「食べている時の音が好きで食品を選ぶことがある」と答えたのは、20代以下(31.8%)、30代(26.3%)と若い世代ほど高い傾向にあり、逆に60代以上では5.0%であった。
自分や他人が発する食事の音は、どの世代でも8割前後が気を使っており、「食べる時に音が出るからという理由で食品の購入をやめることがある」の回答は、若い世代ほど高い傾向が見られた。「食べている時の嫌いな音」については、1位「くちゃくちゃ」(92.5%)、2位「ずるずる」(45.5%)であった。食事のマナーとしての音は全世代が意識しており、若い世代ほど積極的に「食と音」の関係を楽しんでいる様子が伺えた。
「食の音」については食事中のBGMなどが重視されていたが、「食べるときの音」についてはあまり注目されていなかった。最近、音を扱う「ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)」がトレンド情報誌等で2020年ヒット予測の上位にランクインしている。ASMRとは、聴覚や視覚への刺激によって、脳に快感を覚える反応・感覚のこと。主にインターネット動画を通してひろまり、タイピング音や
同調査は11月26日~12月4日にインターネット上で実施され、全国の女性411名から回答を得た。
(写真はイメージ)