勤務先に合わせて引越し 遠い派と近い派に分かれる

総合求人・転職支援サービス「エン転職」を運営するエン・ジャパンは9月30日、「通勤に関する意識調査」の結果を発表した。約3割の人が転勤先に合わせて引越しをしたことがあると回答し、「会社から一定の距離を保つ」派と「会社に徒歩圏内」派に意見が分かれた。

「通勤先に合わせて住む場所を変えたことがありますか」の質問に、29%が「ある」と回答した。さらに、自宅から勤務先までの距離や環境で重視した点についての質問には、「電車や車で通勤するくらい一定の距離がある」が46%、「徒歩や自転車で通勤するくらい近い」が40%となった。仕事とプライベートを分けたいためか、通勤時間が少しかかったとしても、あえて遠いところに住みたいという人と、通勤時間のストレスを軽減したいためか、会社の近くに住みたいという人が、どちらも半数近くいるということだ。同質問には他に、「混雑が少ない」(15%)、「買い物・遊べるスポットがある」(14%)などの回答があった。

通勤時間中の過ごし方については、行き・帰りともに「音楽を聞く」(行き:47%、帰り:45%)が最も多かった。2位は、行きは「ニュースをチェック」(同40%、33%)、帰りは「メールやLINEの整理、送受信」(同33%、37%)となった。行きの時間は情報収集、帰りの時間はコミュニケーションに充てる人が多いようだ。

同調査は、「エン転職」の利用者8321人を対象に、インターネットにより行った。

(写真はイメージ)