地球を1周する消灯リレー「EARTH HOUR」 今年は3月28日夜
世界自然保護基金ジャパン(以下、WWFジャパン)は4日、「EARTH HOUR(アースアワー)2020」特設サイトを公開した。
EARTH HOURとは世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで、地球温暖化防止と環境保全の意志を示す、世界最大級の環境アクション。2007年にオーストラリアで始まり、日本では2010年からWWFジャパンが主体となり開催している。2018年には過去最多となる世界188の国と地域が参加。毎年3月の最終土曜日の現地時間20時30分を迎えた地域から順次消灯を行い、日付変更線に近い南太平洋諸国から地球を1周する消灯リレーを行う。今年は3月28日20時30分~21時30分に開催される。
今回開設された特設サイトは、アクセスすると最初に「明かりを消してご覧ください」という画面が表示される。消灯をして周囲を暗闇にすることで自然環境に近い状態になると、サウンドとともに野生動物が現れ、視覚と聴覚で自然を感じ、「地球とつながる」体験ができるという。このサイトで表示される野生動物は、絶滅が危ぶまれているトラ、ホッキョクグマ、ウミガメの3種類で、それぞれが直面している現状についても知ることができる。
同サイトでは、訪問者が今年のEARTH HOURである3月28日20時30分~21時30分に消灯することを宣言するボタンがあり、EARTH HOURの趣旨に賛同する人が意思表示をすることで、環境アクションを促す狙いもある。今後、EARTH HOUR関連のイベントや企画、消灯参加施設の詳細な情報等も随時掲載される予定。