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チョウザメのスマート養殖 北大とSBが共同研究プロジェクト開始

チョウザメのスマート養殖 北大とSBが共同研究プロジェクト開始

北海道大学大学院水産科学研究院とソフトバンクは13日、IoTや人工知能(AI)を用いたチョウザメのスマート養殖共同研究プロジェクトを開始すると発表した。

チョウザメの養殖方法は現在のところ確立されていない。卵を産むまでに6年以上の飼育が必要であり、少しの環境の変化で絶滅することもある。そこで、個体あるいは全体としての異常行動を画像データから自動検知する仕組みを作ることで、低コストかつ効率的な養殖方法の確立を目指し、基礎研究を共同で実施する。

本研究では、画像データや環境情報データなどをIoT機器によってリアルタイムに収集する。機械学習を用いてチョウザメの個体識別や行動分析を行い、異常行動の早期発見、病気の蔓延防止、養殖環境の異常などを検知する。

さらに、チョウザメの筋骨格モデルを用いて3DCGモデルを作成する。これは魚生物学シミュレーションを可能にするリアルな筋骨格3DCGを再現する予定。精巧な魚の3DCGモデルを普及させることで、養殖を含む水産業や教育・研究開発など幅広い分野への貢献を目指すとしている。

共同研究の実施期間は、2月1日から2023年1月31日までの3年間の予定。

チョウザメのスマート養殖 北大とSBが共同研究プロジェクト開始
画像提供:ソフトバンク(冒頭の写真はイメージ)