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相鉄バスが営業所内に自動運転実験用コースを整備 技術検証が常時可能に

相鉄バスが営業所内に自動運転実験用コースを整備 技術検証が常時可能に

相鉄グループの相鉄バス(横浜市)と群馬大学は19日、相鉄バスの旭営業所(横浜市旭区)内に大型路線バスの自動運転が行える実験環境を整備したと発表した。自動運転の体験乗車の機会を増やすことで、社会受容性の向上を図るのが目的。

実験ルートは全長290mの周回コースで、バス停を想定した乗客の乗り降りや障害物があった場合のセンサーの作動確認などを実施する。自動運転車両はコース内を最高時速15km程度で走行する。ここで自動運転バスの訓練や、特定条件下においてシステムが全運転操作を行う自動運転レベル4に向けた技術検証を常時行える環境を構築する。また、学生など若年層の職業体験や地域住民などへ体験乗車の機会を提供することによる社会受容性の向上を図る。

相鉄バスと群馬大学は2019年9月から10月に大型バスを使用した営業運転で運転者がハンドルを握り続ける必要がある自動運転レベル2の実証実験を実施、16日間で約5000人が乗車した。乗車後のアンケートで、自動運転に対して、ポジティブな意見が多いものの、社会受容性の向上が必要ということを再確認し、今回の整備に至ったとのこと。

今春には2回目の営業運行による実証実験を予定(時期・場所は未定)。今後もさまざまな実証実験を通して、自動運転レベル4による営業運転を目指す。

画像提供:相鉄バス