新型コロナ対策の無料通勤シャトルバス 東村山~東京間で運行開始
新型コロナウイルスが感染拡大する中、東京都東村山市のバス会社の銀河鉄道は3月中旬より、東村山から都内への「無料通勤バス」を運行している。
運行本数は平日のみで1日2便。第1便は西武新宿線東村山駅東口を午前6時に出発し、JR新宿駅西口を経てJR東京駅・新丸ビル前に午前8時頃到着、第2便は午前6時30分に東村山駅を出発して新宿駅に午前8時15分頃到着予定だ。
利用条件は通勤利用者に限られており、乗車時に同社の通勤定期券を持っている場合は「定期券」、それ以外は「社員証」など通勤を証明できるものを提示する。事前予約制で、予約には同社のホームページから、乗車日1週間前の午前12時から乗車日前日の午後9時まで受付している。
運行車両は同社の大型観光バスを使用しており、安全対策として乗員同士の濃厚接触を防ぐため1名で2シートを利用する。乗車人数は1台あたり22~24名で、最大9台(180名前後)。運行中、車内に次亜塩素酸を常時噴霧するなど、感染拡大防止にも配慮しているという。
同社はこの無料通勤バスについて国土交通省に事前相談の上、運行しているとのこと。また、無料通勤バスの運行にかかる人件費、燃料代等すべての経費は同社が負担しており、補助金等公的資金は一切使っていないという。
(写真はイメージ)