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聞き手はクマさん マッチングプラットフォーム「クマレル」公開

聞き手はクマさん マッチングプラットフォーム「クマレル」公開

Webサービスの運営を手掛けるウェブライダー(京都市中京区)は2日、聞き手がクマになって話し手の話を聞くコンセプトコミュニティ「クマレル」のティザーサイトを公開し、先行案内の受付を開始したと発表した。

誰かに自分の悩みや考えを話すことで、自分の頭の中が整理されることがあるが、話を聞いてくれる人が見つからなかったり、誰かに話を聞いてもらうことに緊張してしまう人もいる。同社は、話を聞いてもらいたい人が自分に合った聞き手を探す事ができるマッチングプラットフォームとして「クマレル」を開発。すべての聞き手は「クマさん」と呼ばれ、話し手は相手が「優しいクマ」であるという架空の設定のもと、オンライン上でリラックスしたコミュニケーションができる。通信にはZoomなどのビデオ会議アプリを用いる。聞き手(クマさん)になり話し手の話を聞けば、話し手から聞き手(クマさん)に所定の報酬が支払われる。この報酬は30分で1000円から始まり、条件を満たせば、30分で3000円など、報酬を上げることもできる。なお、利用手数料として25%が引かれる。

同社代表取締役の松尾茂起氏は、自身のツイッターで以下のようにコメントしている。「このSNS時代、情報を発信する人がすごく増えていて、多くの人は自分の発信を受け取ってほしいと願う。だからこそ、時折、過剰な演出になったり、誰かの発言にマウントしたくなってしまう。僕は常々、世の中には『聞き手』の数が絶対的に足りないと思っている。だからクマレルを考えた」

「発信するのは苦手だけど、人の話を聞くのは好き」「人の話を聞くことで、新しい視点を手に入れたい」という人たちの新しい形の仕事として、クマレルは世の中に新しい価値を生み出していきたいとしている。

画像提供:ウェブライダー