就活終了学生の9割が「満足」、うち5割以上が「不安」
マイナビ(東京都千代田区)は14日、2016年卒業予定の学生を対象に9月に行ったモニター調査の結果を発表した。就職活動を終了した学生のおよそ9割が「就職活動に満足している」と回答した一方、入社予定先企業を決めた後に「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生が5割以上いることが分かった。
9月末の内定率は約8割で、就活終了学生のうち、就職活動に「大変満足」と回答したのは34.2%、「まあまあ満足」と回答したのは55.0%、合わせると89.2%となった。
一方、入社予定先を決めた学生のうち53.1%の学生が、入社予定先を決めた後に「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがあると回答した。そのうち「不安が解消された」と答えたのは、およそ4割に留まった。不安が解消されない理由としては、「その仕事を一生やっていけるかどうかわからないから」(35.3%)、「仕事を行うためのスキルに不安があるから」(34.8%)、「職場の人とうまくやっていけるか分からないから」(33.3%)が多かった。不安が解消された学生はその理由として「自分で調べたり考えたりして納得した」(43.4%)、「内々定保有者懇親会に出て」(21.5%)、「家族に相談して」(20.6%)、「先輩や知人に相談して」(20.0%)を挙げた人が多かった。
同調査は、2016年卒業予定の全国の大学4年生および大学院2年生を対象にしてウェブアンケートにより行い、1397人から回答を得た。
参考記事
2016年卒大学生 内々定率8割、活動継続は3割強 マイナビ調査
(写真はイメージ)