「東京都防災模試」 コロナ対策にも対応、スマホで無料受験
東京都は22日、防災知識を学べる「東京都防災模試」を開始した。スマートフォンやタブレットから無料で受験でき、都民一人ひとりの防災力の向上を目指す。実施時期は11月22日から12月21日まで。
東京都防災模試は、都民の防災に対する意識向上の一環として、ヤフーで過去に実施した「全国統一防災模試」の中から全25問出題される。
設問の内容は、全国統一防災模試で認知度・正答率が低かったものや、東京の地域特性や都市構造を踏まえたもの、地震発生の瞬間から避難までをストーリー仕立てにしたもの、台風などの風水害、感染症に関するものなど。
選択肢のほか、コンパス機能を活用した方角を答える、正しいスピードでタップして心臓マッサージをするなど、スマホやタブレットの特性を活かしたインタラクティブな設問も用意されている。
所要時間は約15分だが、制限時間の設定はない。なお、災害時には判断力が問われるため、解答スピードが点数に反映されるという。
全問解答後には、東京都の平均点や解答者が登録した市区町村の平均点とランキングなどを表示。点数だけでなく、正解した設問のタイプや解答の速度から、防災に必要な5つの能力(防御力・行動力・協働力・知識力・判断力)を分析し、チャートとして表示される。
画像提供:東京都