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石垣島に隠された宝、国内最大級のサンゴを確認、ギネス申請へ

 沖縄県石垣島西部の名蔵湾で、国内最大級のサンゴが環境省石垣自然保護官事務所の調査で確認された。このサンゴはコモンシコロサンゴという種類で、外周が約70メートル、高さが約10メートルある。環境省は今回の調査結果を踏まえ、このサンゴを「世界最大のコモンシコロサンゴ」として、ギネス世界記録に申請する方針を示している。
 名蔵湾は、高度経済成長期の大量の土砂流入によりサンゴの多くが壊滅的な打撃を受けた上、透明度が低く太陽の光が届かないためサンゴが成長しにくい環境とされ、サンゴ群集の科学的な調査はほとんど行われていなかった。今回のサンゴも、八重山ダイビング協会が石垣市の委託を受けて実施したサンゴの天敵であるオニヒトデの駆除活動の最中に地元のダイバーが偶然発見し、環境省が確認のため調査していた。