• Talent
  • 一人ひとりの多様な個性・才能が生かされる社会に
自宅で各国の講師から学べるオンラインレッスン コロナ後も7割継続

自宅で各国の講師から学べるオンラインレッスン コロナ後も7割継続

オンライン習い事サイト「カフェトーク」を運営するスモールブリッジ(東京都渋谷区)は7月28日、利用する生徒を対象に、オンラインレッスンのメリットやコロナ後の受講意向等についてアンケートを実施した結果を発表した。7割の利用者が、今後も対面式スクールへ切り替える予定はないと回答した。

カフェトークは、世界87カ国からの講師と、130カ国からレッスンを探す生徒をつなぐオンライン習い事サイト。語学だけでなく、音楽、フィットネス、ダンス、自分磨き、家庭教師レッスンなど、マンツーマンのオンラインレッスンが揃えられている。今回は2020年4月以降に登録し、現在もオンラインレッスンを利用しているリピーターを対象に、オンラインレッスンを受講するメリットや、アフターコロナにかけてのレッスン受講数の増減などについて調査した。

1〜3年間オンラインレッスンを受講継続している生徒が、カフェトークに限らずオンラインレッスン受講のメリットとして最も重要と回答したのは、「通う手間/送迎がないのが楽」だった。次に回答数が多かった「遠方の講師のレッスンを受講できる」「自宅で受講でき快適」と合わせると、通学の手間がなく自宅でも学習でき、選べる講師の幅が世界に広がることが、オンラインレッスンのメリットとなることがわかった。

2020〜2022年のコロナ禍でのオンラインレッスン受講数と、2023年〜現在のオンラインレッスン受講数の変化を聞くと、50.3%が「変わらない」、15.5%が「増えた」と回答した。「現在の方が減った」という回答の中には、「リモートワーク制度が終わり出社することになったため時間が取れなくなった」や「目標を達成したから」という理由が挙げられた。

「今後、対面式のスクールへ切り替える予定はありますか?」という問いに対しては、69.6%が「予定はない」と回答した。オンラインレッスンと対面レッスンを並行して受講している生徒は、対面式のグループレッスンではできない部分を、オンラインマンツーマンレッスンで補習的に受講するという意見が見られた。

同調査は、6月1日〜15日にインターネット上で実施された。対象は、2020年4月2日〜2022年4月1日にカフェトークに登録し、2023年5月1日〜6月1日の間に1回以上受講している生徒で、193名の回答を得た。

同社は、アフターコロナの世界においても、快適な学びの場所のひとつとして選んでもらえるよう、新機能追加やユーザビリティ向上のための施策を進めたいとしている。

画像提供:スモールブリッジ