中高生向けオーラルケア教材を学校へ無償提供開始 ライオン

ライオンは20日、中学生や高校生のオーラルケア習慣づくりに役立てられるよう、授業用教材「10代からはじめよう!お口の健康習慣 人生100年時代のオーラルケア」を制作したことを発表した。同教材は、希望する学校関係者へ無償提供している。

文部科学省の調査によると、むし歯のある子どもの割合は、9歳から12歳では減少傾向にあるが13歳から増加し、17歳では43%に上る。

同教材は、中学校や高校の授業で使えるミニワークのほか、オーラルケアの歴史や新習慣について収録されている。教職員向けの資料集、授業案、歯みがきカレンダーなども付属し、オーラルケアの必要性や実践方法を伝えられる内容になっている。

教材表紙、付録の歯みがきカレンダー

今年5月に東京都の中学校と大阪府の高校で同教材を使って実施したテスト授業では、生徒たちから「歯みがきをする理由がわかり、日々のケアが大切だと思った」「学校がある日は特に何もケアをしていなかったが、学校でもできるオーラルケアを見つけることができた」といった感想が寄せられたという。

教材は学校関係者限定で、同社ホームページのフォームより送信後無償でダウンロードができる。

画像提供:ライオン(冒頭の写真はイメージ)