欧州人は運動不足? 北に行くほどスポーツする人が増加

欧州人は全体的に運動不足気味で、42%がまったくスポーツをしないという調査結果がこのたび明らかになった。7日付のヴェルト紙が伝えた。

これは欧州委員会の委託で、TNSオピニオン&ソーシャルが実施した調査によるもの。欧州各国の2万8000人にアンケート調査を行なったところ、42%が「まったくスポーツをしない」と回答、13%は「1日に10分歩くことすらしない」と回答した。これを受けて調査リポートの執筆者は、「スポーツが健康にどれほど大事なのかを知らない人が多すぎる」と嘆きのコメントを寄せている。

全体的な傾向として、欧州で北へ行くほど人々はスポーツをするようになり、今回の調査で「最もスポーツをする国民」であることが明らかになったのはスウェーデン人。「まったくスポーツをしない」と回答した人の数はわずか9%だった。デンマークやフィンランドがこれに続いており、逆に最も「スポーツをしない」と回答した人の割合が多かったのはブルガリアとマケドニアで78%だった。

このちょうど中間に位置しているのがドイツ、オランダ、クロアチアなど。7位にランクインしたドイツでは「まったくスポーツをしない」人の割合は29%だった。

(写真はイメージ)