後席シートベルト着用をイラストで注意喚起 JAF
日本自動車連盟(JAF)は20日、警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査2015」の結果をもとに、インフォグラフィック「後席シートベルト”3人に1人”の低い着用率」を作成、JAFホームページ内で公開し、後席のシートベルト着用を呼びかけた。
調査結果によると、一般道路でのシートベルト着用率は運転席が98.4%に対し、後席では35.1%と低く、3年連続の同率で上昇はなかった。一方、高速道路でのシートベルト着用率は運転席が99.4%、助手席は98.0%とそれぞれ9割を超える着用率となったものの、後席は71.3%の着用率で、前の座席に比べて低かった。
2008年に自動車後部座席のシートベルト着用が義務化されてから7年が経過したが、一般道路では約3人に1人が未着用という状況。後席のシートベルト非着用による致死率は、着用時の4.8倍に上るため、JAFはインフォグラフィックの公開により後席シートベルト着用についての啓蒙を進め、全席着用への意識向上を目指している。
インフォグラフィックとはデータや情報を視覚的に表現した図や表のことで、さまざまな情報をイラスト、グラフ、地図などを用いて分かりやすく視覚的に伝える手法。道路標識もインフォグラフィックの一つ。
画像提供:JAF