11月度米消費者信頼感指数、最低水準から回復
米ミシガン大学が25日に発表した、11月度の米消費者信頼感指数(確報値)は、速報値から1.8ポイント下方修正したものの、前月比1.4ポイント上昇し91.3となり、世界経済懸念で最低水準だった10月から回復した。
現在の景況感は前月比2.0ポイント上昇し104.3、今後の見通しは同0.8ポイント上昇し82.9となった。
同大学のチーフエコノミストのリチャード・カーティン氏は、「信頼度指数は速報値から下方修正したものの、過去6カ月の平均91.6をわずかに下回っただけで問題は無い。一方で、消費者は世界経済と同様に国内の景況感に非常に敏感になっている」と指摘している。
消費者信頼感指数(確報値)は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施する消費者のマインド調査を指数化したもの。1964年の指数を100として算出しており、速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施。
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