消費支出と実収入が減少、10月分家計調査報告
総務省は11月27日、2015年10月分の家計調査報告を公表した。2人以上の世帯の家計消費支出は、1世帯あたり28万2401円で、前年同月比は実質2.4%の減少だった。勤労者世帯の実収入は、1世帯あたり48万5330円で、前年同月比では実質0.9%の減少で、家計消費支出と共に2カ月連続の減少となった。
9月と比較して消費支出が増加していたものは、食費、住居費など減少したものは、医療費、教育費、衣類、娯楽関係費用などがあった。勤労者世帯の収入では、世帯主収入が3カ月連続で減少し、配偶者の収入が7カ月連続の実質増加となった。
季節要因を除いた季節調整後の消費支出の推移では、2014年3月の消費増税前の駆け込み需要以降、消費の低迷が続いている。
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