米国の留学生数 中国人が昨年度に続き圧倒的1位 日本は8位
米国の国際教育研究所(IIE)は、米国の留学生数に関するデータ「オープンドアーズ」を11月に発表した。2014年~15年度の留学生数は97万4926人(昨年度比10.0%増)で、出身地1位は昨年度に引き続き中国で30万4040人だった。これは全体の31.2%を占め、2位のインド(13万2888人)の2倍以上となる。日本は1つ順位を落として8位となり、留学生数も同1.4%減少した1万9064人となった。
増加率が特に大きかったのは6位のブラジル(同78.2%増)だった。東南アジアの1位はベトナムだった。トップ10に入った国は昨年度と変わらなかった。
トップ10は以下の通り。
2014/2015年度 順位 |
2013/2014年度 順位 |
出身地 | 留学生数 | 昨年度比 増加率(%) |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 中国 | 30万4040 | 10.8 |
2 | 2 | インド | 13万2888 | 29.4 |
3 | 3 | 韓国 | 6万3710 | -6.4 |
4 | 4 | サウジアラビア | 5万9945 | 11.2 |
5 | 5 | カナダ | 2万7240 | -3.8 |
6 | 10 | ブラジル | 2万3675 | 78.2 |
7 | 6 | 台湾 | 2万993 | -1.3 |
8 | 7 | 日本 | 1万9064 | -1.4 |
9 | 8 | ベトナム | 1万8722 | 12.9 |
10 | 9 | メキシコ | 1万7052 | 15.4 |
全体の学部生は32万9301人(同9.4%増)、大学院生は36万2228人(同9.8%増)で、日本からは学部生8877人(同3.0%減)、院生3290人(同7.6%減)だった。
分野別で見ると、全体ではビジネス・経営(19万7258人)と工学(19万6750人)が多く、日本からはビジネス・経営(日本全体の19.1%)と英語集中コース(同15.0%)が多かった。
受け入れ先は、1位がニューヨーク大学(1万3178人)、2位が南カリフォルニア大学(1万2334人)だった。
(写真はイメージ)