「タコブネ」標本と映像を展示 八景島シーパラダイス
八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)では、貝殻のついた珍しいタコ「タコブネ」の標本と、生きて活動する様子を写した映像をアクアミュージアムで展示している。11月30日に静岡の漁師より寄贈され、1日より緊急展示を行っていたが、4日の朝に死んだ。生きたままのタコブネが展示されるのは大変珍しいとのことで、緊急展示期間には、水槽内でエサを食べたり行動する様子が観察できた。
タコブネは全長12cm程度。タコのイメージを覆す貝殻をもち、さらに貝殻に入りながら浮遊するという大変奇妙な生きもの。この貝殻は体内から分泌される成分で構成されており、メスのみに見られオスには見られない。同館は「タコブネはその奇妙な姿に加え、捕獲されること自体が稀な、まさに『未知なる浮遊生物』です」と述べている。
画像提供:八景島シーパラダイス