【特集企画】ドイツ クリスマス便り(1)
クリスマス前の4週間は、アドベント(待降節)と呼ばれる期間。今年はクリスマスが12月25日(金)なので、11月29日~12月20日まで4回の日曜日にアドベントを祝います。アドベントに欠かせないのがアドベントクランツ。モミの木のリースをベースに4本のろうそくを立て、日曜日が訪れるごとに1本ずつ火をともすろうそくが増えていき、12月20日には4本のろうそくに火がともります。
ちなみにモミの木は、キリスト教史以前のドイツにあった常緑樹信仰から来ていて、「生命」を意味するのだそうです。キリストの降臨に象徴される「救い」と「永遠な命」。アドベントクランツには、そんな深い意味が込められているのです。