米株式週報 原油先物が今年最安値を記録しNYダウも大幅下落
12月7~11日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万7847.63ドルから582.42ドル安の1万7265.21ドルだった。原油価格の指標の一つウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物の11日終値が1バレル35.43ドルと今年最安値を記録。今週の下げ幅も4.67ドル安と今年3月以来9カ月ぶりの大幅な下落となり、それに伴い米国市場も大幅下落となった。
週明け7日から8日明け方にかけての原油価格急落に伴い、石油大手のエクソンモービルとシェブロンの株が2%を超える下落率となるなどエネルギー関連が大幅下落、市場全体も7日は約117ドル安、8日は約163ドル安、9日も約76ドル安となった。
10日は前日までの値下がりに伴う割安感が出た銘柄を買い戻す動きが広がり終値は前日より82.45ドル高となったが、11日に原油価格が一段と値を下げたことで売りが加速し、前日の終値に比べ309.54ドル値下げとなった。
原油価格の値下げが止まらない、昨年7月には1バレル105ドルだったが、11日の終値は35.43ドルと65%以上下落している。日系石油大手の決算も不調となり市場を揺るがしている。
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