首都圏のマンション販売価格が24年ぶり6000万円超

不動産経済研究所(東京都新宿区)が14日に発表した11月度マンション市場動向調査によると、首都圏の1戸当たりの平均価格は前年同月比1104万円増の6328万円と1991年6月以来24年5カ月ぶりに6000万円を超えた。都心では特に1億円を超える高級マンションの売れ行きが好調だった。

関西で同805万円増の4454万円、首都圏と関西ともに新規の超高層の増加により大幅な単価上昇となった。1平米あたりの単価は首都圏で同13万4000円増の87.1万円、関西は同9.6万円増の63.4万円。

マンションの新規販売個数は首都圏で同4.8%増の3496戸と3カ月ぶりの増加となり、関西では同14.1%減の1696戸と5カ月連続で前年同月を下回った。

首都圏のマンション価格が年々上昇し続けている。2013年以降の各年最高値を比較すると、2014年の最高値5684万円(8月)から11.3%増、2013年の最高値5338万円(12月)から18.5%増となっており、前々年からは約20%近く上昇している。

今回発表された即日完売5物件のうち、平均価格が1億円を超えるものが3物件あり、パークコート赤坂檜町ザ タワー(港区)は平均単価2億6278万円、クレヴィア文京小石川(文京区)は平均単価1億2302万円となった。

(写真はイメージ)