米国、個人用ドローンの登録義務化 12月21日より

米連邦航空局(FAA)は現地時間14日、個人利用の小型無人飛行機(ドローン)の登録義務化を開始すると発表した。12月21日より機体重量が0.55ポンド(250g)~55ポンド(25kg)のドローンの利用者登録を開始する。現在所有している利用者の初回登録は来年2月19日までで、12月21日以降に購入した利用者は、屋外で最初に飛行を行う前に登録が必要となる。

アンソニー・フォックス米運輸長官は、「ドローン愛好家は飛行機の操縦士であり、この肩書には大きな責任が伴う。登録することで、利用者がドローンを安全に扱うきっかけになる」と伝えている。

未登録のドローンを使用し、事故や事件などを起こした場合には、民事で最大2万7500ドル、刑事で最大25万ドルの罰金と最大3年の禁固刑が科せられる。

登録は書類のほか、13歳以上の利用者はWebでも登録できる。登録には氏名、住所、メールアドレスが必要となり、登録が完了した際には証明書が発行され、所有者ID番号が割り当てられる。有効期間は3年で、複数のドローンを所有する場合は各機体に同じID番号を貼り付けることとなる。

(写真はイメージ)