米株式週報 利上げと原油安により大幅下落
12月14~18日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万7265.21ドルから136.66ドル安の1万7128.55ドルだった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに伴う変動が大きく下げトレンドとなった。
先週原油価格の大幅下落に伴い値を下げていたが、14日から15日にかけて原油価格が回復したためダウ平均株価も続伸し、一時は260ドル程度回復する場面もあった。
そして16日にはFRBがゼロ金利政策を解除したことを市場はアメリカ経済の回復の象徴と好感し、さらに220ドル超値上がりした。
しかし17日になり状況は一転。253ドル超の値下げ、18日も367ドル超の値下げとなり、2日間の大幅続落により結果的には約2カ月ぶりの安値で着地した。16日まで回復傾向だった原油価格が34ドル台まで下げ続け、FRBの利上げ影響懸念による海外市場の下落など、不安定な環境下による利確売りなどが先行した。
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