【特別企画】ドイツ クリスマス便り(6)
クリスマスになくてはならないクリスマスツリー。実はドイツの一般家庭の多くでは、この飾りつけをする日は12月24日なのです。12月24日のクリスマスイブは、会社もお店も半日だけの営業。クリスマスマーケットもほとんどの町で、この日をもって終了します。そして12月24日の午後は、掃除とクリスマスツリーの飾り付け、料理などクリスマスの準備に費やされるという……、日本で言うなら大晦日みたいな日なんですね。
そして、このクリスマスツリーは1月6日まで飾られています。1月6日は、新約聖書の中に出てくる、東方の3人の博士たちが幼子イエス・キリストを訪れたことを記念する「公現節」と呼ばれる日で、この日をもってクリスマスのお祝い期間は終了します。なんだか微妙に日本の「松の内」と重なっているところが興味深いですね。
皆さまも、どうぞよいクリスマスをお迎えください!
*松の内…正月の松飾りをする期間のこと