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2015年の自殺者数2万3971人に減少 18年ぶりに2万5000人を下回る

警察庁は15日、2015年の日本の自殺者数の速報を発表した。総数は2万3971人で、2014年の2万5427人より1456人減少した。6年連続減少となり、1997年以来18年ぶりに2万5000人を下回った。

速報内容は、2015年各月の男女別、都道府県別の数値。男性は1万6641人(前年比745人減)、女性は7330人(同711人減)だった。

37都道府県で2014年より減少し、最も減少数が多かった都道府県は東京都(165人減で2471人)、福岡県(144人減で939人)、兵庫県(111人減で1036人)だった。1000人以上の自殺者数を抱える9都道府県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)すべてで減少した。このほか、減少率が最も高かったのは高知県(36.2%減で113人)、徳島県(23.1%減で130人)、山梨県(20.2%減で205人)だった。

一方、岡山県(62人増で388人)など10県では増加した。

なお、2015年について年齢別で見ると、確定値が出ている7月まででは、20~29歳が減少数、減少率ともに最も大きい。また、原因・動機別では、暫定値が出ている11月までで見ると、最も減少数が多いのは「健康問題」(約1000人減)だった。

内閣府が昨年9月に公表した自殺対策取組事例集によると、東京都では救急医療機関などに搬送または自ら受診した自殺未遂者に対する支援事業を行っている。また福岡県久留米市では、心の不調のサインを知って対応する「ゲートキーパー」の養成を、校区コミュニティーの協力で行っている。

(写真はイメージ)

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