高校生の就職内定率が前年度比1.7%プラス

厚生労働省は20日、2015年度の「高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況」の取りまとめの結果内容を発表した。高校生の就職内定率は全体で85.8%となり、前年度より1.7ポイント上昇した。

高校新卒者の就職内定者数は、前年同期比2.8%増で約15万2000人。 求人数は同12.8%増の約34万2000人、求職者数は同0.7%増の 約17万7000人、求人倍率は同0.2ポイント増の1.93倍となり、すべての項目で前年度から上昇した。

就職内定率は、地域別では北陸が一位で92.9%、次いで東海91.0%、甲信越が89.3%となった。都道府県では、上位から福井が94.4%、愛知93.2%、富山93.1%。産業別に見ると、全18業種のうち、鉱業・採石業・砂利採取業を除く17業種で求人状況が増えた。

今回調査対象となったのは、今年3月に卒業予定の中高生のうち、学校や公共職業安定所からの職業紹介を希望した中高生。同省では、文部科学省及び経済産業省との連携により、「未内定就活生への集中支援2016」に取り組んでいる。

(写真はイメージ)
 

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