12月外食売上高は2カ月ぶりプラス ファストフード好調
日本フードサービス協会が25日に発表した2015年12月度の外食産業市場動向調査によると、外食産業全体の売上高は暖冬の影響で客足が良かったことで、前年比2.7%増となった。ファストフードは同4.2%増、ファミリーレストランは同2.2%増と好調だった。一方でパブ・居酒屋は同6.1%減となった。
12月は忘年会、クリスマス、帰省など年末のイベントが多い時期だが、今年はファストフード業態がクリスマス需要に合わせた限定メニューなどにより好調だった。中でも「洋風」が好調で同4.8%増、一方「和風」は暖冬の影響で季節メニューが振るわず同0.6%減となった。
ファミリーレストラン業態も好調が続く。全体では32カ月連続の前年比超えを記録しているが、中でも「焼き肉」が好調で同7.6%増、ついで「和風」が同3.9%増、「洋風」と「中華」はそれぞれ同0.9%増、同0.1%増となった。
パブ・居酒屋業態は「居酒屋」の不調が続いており、全体では10カ月連続の前年比割れとなっている。
(写真はイメージ)
参考記事
ファミレス売上28カ月連続で前年上回る 外食産業市場動向調査