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ドイツ、ビニール買い物袋有料化を徹底へ

ドイツ商業連盟(HDE)は、4月1日からビニール製買い物袋の有料化を促進し、これまでおもにスーパーマーケットで実施されていた有料化を、衣料品店や電器店などの小売店でも義務づけることを発表した。2月9日付のシュピーゲル・オンライン版が報じた。

ドイツで年間消費されるビニール製の買い物袋の数は、1人あたり71枚。消費者にとって手軽で便利な反面、環境に与える負荷が大きいとして、EUが掲げる目標では、2025年までに1人あたりの年間消費量を40枚までに減らすとしている。

今回のHDEの決定により、同連盟傘下の小売店で国内60%のビニール製買い物袋が有料化される見通し。HDEのゲント代表は、2018年までにこの割合を80%まで拡大するとしている。

買い物袋1枚の値段は各店舗で決定することになるが、相場は1枚20セント(約24円)になると見られている。(塩野輝美)

※1ユーロ=122円で換算(24日時点)。

 
ドイツ、ビニール買い物袋有料化を徹底へ
スーパーではすでに有料化が浸透しているビニール製買い物袋