茨城県自然博物館「洞くつ探検」展を開催
茨城県自然博物館(茨城県坂東市)は、企画展「洞くつ探検―地下に広がるふしぎな世界―」を6月12日まで開催する。
展示内容は、洞窟にすむ眼が退化した魚の生体展示、鍾乳石と同じ成分ながら軟らかい「ムーンミルク」に触れる展示、グアノ(コウモリの糞)におい体験、狭い通路を通る「洞くつ探検体験コーナー」など。会場には、さまざまな鍾乳石を配置した鍾乳洞のジオラマが設置してあり、「本物の鍾乳洞にいるような臨場感が味わえる」という。
鍾乳石は、炭酸カルシウムを含んだ地下水が一滴ずつ滴ることでつらら状に伸びたもので、鍾乳石が1cm伸びるのには数百年かかると言われている。鍾乳洞は数千~数万年をかけて自然がつくり上げた、複雑で美しい造形。同企画展では、洞窟のでき方やさまざまな鍾乳石、地下で暮らす生きものたちの生態や洞窟探検の魅力などを紹介している。
企画記念イベントとして、あぶくま洞・入水鍾乳洞の探検イベントも行われる。
(写真はイメージ)