iPhone大国日本、シェア66.2%に 世界40カ国で調査
アウンコンサルティングは18日、今年2月時点でのスマートフォンの「世界40カ国、主要OS・機種シェア状況」の調査結果を発表した。日本のシェア率は、基本ソフト(OS)はiPhoneに入っているアップルのiOS、機種はアップル製のものがともに66.2%となった。昨年に続き、世界40カ国・地域中アップルのシェアが最も高い国であることが分かった。
日本ではiOSの次にシェアの大きいOSはアンドロイド(33.1%)、機種では「不明(測定不可)」が24.1%となった。
世界各国の状況を見ると、OSは31カ国でアンドロイドのシェアが国内トップとなり、そのうち24カ国でシェア率が60%以上だった。一方、iOSのシェアが国内トップとなった国は、米国(シェア率51.0%)、カナダ(同54.1%)、オーストラリア(同57.7%)、英国(同45.7%)、スイス(同58.7%)、デンマーク(同59.7%)、スウェーデン(同53.5%)、ノルウェー(同50.5%)、日本の9カ国だった。機種は、22カ国でサムスンがトップ、17カ国でアップルがトップだった。
アウンコンサルティングは昨年の調査時に、日本のiPhoneシェアが高い背景として、「日本の各携帯会社がiPhoneの料金プランを割安にする販促プランを打ち出したことや、アップルのブランディング戦略が功を奏した結果であると考えられる」と分析しており、その状況が引き続き見られる結果となった。
一方、日本のスマートフォンの使用率(普及率)は54.0%と、他の主要国に比べて低くなっており、全体人口比におけるiPhone普及率はオーストラリアや北欧諸国の方が高い計算となる。
同調査はブラウザ統計サイト「StatCounter」に基づいて行った。スマートフォン普及率はグーグルの「消費者バロメーター」より。
参考記事:日本はiPhone大国 世界40カ国スマホのシェア調査