囲碁電聖戦、日本チームの「Zen」がプロ棋士に勝利

コンピュータ囲碁ソフトが日本棋院のプロ棋士と対戦する電聖戦が23日に行われ、日本チームの開発による囲碁ソフト「Zen(ゼン)」が小林光一名誉棋聖に勝った。今回は、コンピュータ囲碁大会で優勝したZenと準優勝したフェイスブックの「darkforest(ダークフォレスト)」が、小林名誉棋聖と一局ずつ対戦した。Zenは勝利したが、darkforestは敗れた。

電聖戦は、コンピュータ囲碁の進歩のために電気通信大学(UEC)「エンターテインメントと認知科学研究ステーション」と日本棋院の提携により、5年間の予定で行われるプロ棋士とコンピュータ囲碁の公式定期戦。第4回となった今回は、ソフト側に三子というあらかじめ3個の石を置くハンディキャップをつけて行われた。

Zenは電聖戦常連出場のプログラムで、darkforestは今回初出場。いずれも、先日トップ棋士に勝利したグーグルの「アルファ碁(AlphaGo)」と同じ「ディープラーニング(深層学習)」の手法を取り入れている。

参考記事
コンピュータ囲碁世界大会で日本の「Zen」が優勝、プロ棋士と対戦へ
Googleの囲碁ソフトAlphaGo、トップ棋士に4勝1敗で勝利
 

(写真はイメージ)

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